アニメ化が決定した死滅回遊編、ほんとに楽しみだ。
でもSNSやレビューをみると、「つまらない」という意見が多い。
今回はなぜつまらないと感じてしまうのか、自分なりに考えてみることにした。
ちなみに私は呪術廻戦がめちゃくちゃ好きである。
アニメとコミックス派なので、私の中ではまだ呪術廻戦は終わっていない。
死滅回遊のアニメ化も新刊も楽しみに待っている。ココ重要だから先に伝えておく。
それではいってみよう。
注意
・アニメ渋谷事変以降のネタバレあり
(コミックス第138話~第164話(16巻途中~19巻途中)
死滅回遊編つまらない理由① 読者を混乱させる複雑なルール
最初に取り上げるべきは、やはりこれ。とにかく複雑な総則・ルール!
見開きページでデカデカとルール8つを載せていくスタイル!
そう、作者から読者へぶつけられた305文字の黒閃である。
(記号、句読点除く)
最初読んでみたものの、聞きなれない難しい言葉と漢字の数々、
さらに数字の出現により、頭はブギウギをかけられたような混乱状態。
私は最初、全く頭に入らず、キャラ達がこのルールの内容に触れてくれるのを待つ感じ。
虎杖も「説明してくれだぜ伏黒君」といっていた。同じ気持ちだ。
キャラが触れるのを待つという状態になるとどうなるか。
そう、完全に受け身である。漫画内でキャラが死滅回遊に関わる重要な発言をしても、
「あ!これはルール〇のことだ!」となりづらい。
ルールを紐解きながら、それぞれキャラクターの目的など、
読みながら判断できるようになると、キャラクターの駆け引きを
面白く読めるに違いないと思う。
いつか、死滅回遊解説編の記事も書いていきたい。
死滅回遊編つまらない理由② わかりにくい話の構成
まず死滅回遊ががっつりと始まる前、
つまり虎杖・伏黒が東京第1コロニーに入る前から考えてみる。
虎杖は乙骨と会った後、伏黒達と合流し、詳しい話を聞きに天元様に会いに行く。
ここで天元様から、羂索の目的・今後の出方、獄門彊の解き方について詳細な話をしてもらう。
死滅回遊のルールについても整理されるシーンなので、重要な場面だ。
まだ完全理解はできていないものの、ルール・目的に対して詳しい説明されて、
読者の「完全理解できていなくても、なんとなく準備が出来た!」状態を作った。
にも関わらず、新キャラ高羽の話が入る。
私も当初読んでいた時、「誰!?」ってなったし、
最初の時点ではこのキャラに興味もないわけである。
そのあと夜蛾学長とパンダの話が始まる。
何せ夜蛾学長、渋谷事変後に死罪認定されているので
スポットが当たって当然だが、死滅回遊ルール解説の後だ。
(でもここ個人的に好きな話)
さらにそのあと真希さんと禅院家の話が始まる。
真希さんが盛大に暴れまくる、そう遅れてきた反抗期である。
スカッと気持ちよく、そして涙出るほどかっこいいが、
死滅回遊ルール解説の後だ。
で、真希さんの話が終わってから、次は秤先輩を仲間に引き入れる話が開始。
結構長かった印象だけど、見直すと5話で終わっていた。
長いと思ったのは1コマ1コマ文章量がすごいからだと思う。
特に綺羅羅の術式が分かりづらくて、疲れた記憶がある…。
何度もいうが死滅回遊ルール解説の後だ。
(でも伏黒の頭の良さ、戦い方には惚れたぜ。)
そして、やーーーと死滅回遊始まるーーーー!と思ったら、
新キャラ日車の話が始まるわけである。
すごい魅力的なキャラで、この先の展開でも好きなキャラだけど、
高羽同様、当初は知らないキャラの登場で、さらには話の内容が濃い(文章量もすごい)。
もちろん死滅回遊ルール解説の後だ。
最後に夏油が登場する。
この時の話が、死滅回遊 非参加者の避難シーンだが、
これは死滅回遊始まったときにやったほうがわかりやすかった気がする。
時系列が「?」となる。
そしてやっと虎杖・伏黒が死滅回遊突入する。
ちなみに二人が突入した時点で、死滅回遊から12日間経っていたので、
人数が減少している点やコロニー内のビギナー狩りなどが確立していた。
あっちこっちいったけど、まとめると以下のようになる。
- 死滅回遊ルール説明
- 秤を仲間に引き入れよう!
- 高羽の話
- 夜蛾学長・パンダの話
- 禅院家の話
- 秤の話
- 日車の話
- 羂索が登場(非参加者避難)
- 虎杖達、死滅回遊突入
さあ、死滅回遊ルール覚えているかい?ということだ。
死滅回遊のルール説明から間も空いて、
すこし時系列も崩れていくので、読者は混乱してしまったのかなと。
私も混乱していた。
死滅回遊編つまらない理由③ ぞくぞくと登場する新キャラ達
そう死滅回遊はとにかく新キャラ達の嵐!
羂索(けんじゃく)により「受肉した過去の術師」と「術式が覚醒した現在の術師」が参戦するから。
高羽や日車、鹿紫雲など魅力的なキャラもたくさんいる。
さらに高羽達は後々活躍するキャラ達だから見返すと楽しい。
でも、読んだ当初は新キャラのオンパレードでかなり疲れていた。
なぜか。
この呪術廻戦という作品は、能力が結構作りこまれている。
そこが面白いし、奥が深く、戦略やキャラの魅力に繋がっているんだけど、
たまにわかりにくい・イメージしにくい能力があるのも事実。
能力が作りこまれているということは、理解が大変ということである。
その中で新キャラが続々と増えると何が起こるか…。
そう。新キャラ達が増えるたびに説明される、多くの術式情報が止まらなくなり、
何もできず、まさに無量空処というわけ。
さらに。
前回渋谷事変という今までの登場キャラクターたちが総出で出演しており、
好きだったキャラクターや推しのキャラクターが派手に戦う!という
このお祭りのようなビックイベントに続く、死滅回遊という話である。
ただでさえ、一段落しているのに、死滅回遊ではよくわからない新キャラクター達であふれかえり、
最初の戦闘は規模も小さくなりがちなので、つまらなく感じてしまうのもしょうがないと感じた。
(最初のほうはプロペラマンとレジィ戦、日車戦。)
まとめ
個人的にまとめると何故つまらなく感じてしまうのかは、
・わかりにくいルール
・話の構成
・新キャラ達(+術式把握)
かなと。
でも死滅回遊はアニメでみるとめちゃいい気がする。
漫画は休載等あれ、渋谷事変に続けて読む感じだと思うが、
アニメの場合、心を落ち着かせる期間がある。
なので新たな気持ちで死滅回遊を見れると思うと、楽しめるのでは?
ルールは複雑なので、自分なりの解説編は記事にしたいところ。
私もわかってないところあるだろうしな。
最後に、何度もいうが、私は呪術廻戦がものすごく好き。
新刊出たら必ず前巻から読み直すレベルで好き。
なので死滅回遊ほんと楽しみ。真希さんのとことか仙台コロニー戦とか!
好きを上げるときりがない。
さあ わくわくするな!